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京料理・懐石料理・日本料理の料亭「京都吉兆」メディア紹介 新聞・雑誌等
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  「京都吉兆 嵐山本店」のホームページは充実している。動画も使った、凝った作りだ。もちろん、インターネットでの予約も可能。料理人以外の社員の採用も、すべてインターネットを通してのみ行っている。こうしたパソコンを駆使した活動を始めたのは、三代目の京都吉兆常務、徳岡邦夫氏だ。
「吉兆」は1930年に湯木貞一氏が大阪で創業した日本料理の名店。「京都吉兆 嵐山本店」は、同氏が48年に京都嵐山にあった個人宅を譲り受けて開いた、伝統ある店だ。
そんな格式のある老舗とインターネットの取り合わ せは、ミスマッチにも思える。しかし、伝統の中にこ もらず、 新しい試みを行っていきたいとい うのが、 徳岡氏の考えだ。「初代の頃と今では、時間の流れが違うし 、地球も”小さく”なっている。価値観がどんどん変わっている現在、 料亭も変わっていかないと淘汰されてしまう」
  徳岡氏がこうした危機感を抱いたのは、バ ブルが崩壊した頃だったという。日本随一の高級料亭と言えど、いや、そうした店だからこそ、その時その時で客層が変わる。時代の変化で”成功者”も変わるからだ。目の当 たりにした世の中の激変ぶ りは、店のあり方を見つめ直すきっかけとなった。


それから最も力を入れていきたいのは情報公開だった。「料亭といえば、政治家などが集まる別世界、というイメージだったが、今は『私も一度言ってみたい』と思う場所になっている。ならば、オープンな姿勢で店の事を知らせ、お客様自信に判断してもらおうと考えるようになった」(徳岡氏)。インターネットでの発信は、その最たるものだ。
ほかにも、他分野の専門家と手を結んで、様々なタイアップ企画を計画中だ。例えば、醤油の開発。常に少しずつ味を変えていると いうオリジナルの醤油の開発も公開で行い、広く意見を取り入れていくという。旅行社などと組み、お香や華道などを学ぶツアーの企画
も立ち上げつつある。
ワインに力を入れているのも、「食文化が豊かになり、今は日常でワインを飲んでいる人も多い。彼らにとっては『酒=日本酒』ではなく、『酒=ワイン』かも知れない。こうした感覚にも対応できなければ」と考えてのことだ。
こうした地道な改革が功を奏してか、昨年の売り上げは、創業以来、最高を記録したという。「初代が作った強力なブランドでこれまできたが、今はこれを”食いつぶしている”観もある。今後は今の時代に求められる新しい試みを行い、新たなブランドを作り上げていきたい」と徳岡氏は語る。
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