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知っておきたい食事の心得

第三回 「造り

 味わいも歯応えも異なる夏の生魚を二皿に造り分けて見ました。
最初に明石で取れる 歯ごたえの良い甘手鰈(あまてがれい)を
薄造りにし、ちり酢でさっぱりとお試し下さい。 続いて甘味たっぷりの
鮪のトロと、さっと焼き目をつけて香ばしさを添えた 優しく豊かな味覚の
伊勢海老を、よく冷やして四種類の加減醤油で 味比べ!!
 
山葵や花穂紫蘇などは醤油にとかず、適量をつけて頂くほうが、
それぞれの香りが楽しめると思います。
ルールはないのです。漁師さん、作り手のことを 想い 
ご自分らしい表現をし ご自身が 楽しめば それが一番です!!

 甘手鰈の薄造りは、白髪葱などの薬味を巻き込み、ちり酢や醤油に
つけていただても美味しいと思います。
鮪や伊勢海老は、うす塩をして召し上がっても楽しめるかも?
また、造りの皿にのっているものは、原則としてすべて食べられます。
 けんや薬味などは口の中をさっぱり清める効果があります。
造りと交互にバランスよくいただきましょう。

●薄造りは やはり涼感のある薄さが魯山人さんも
  晩年お好きだったようです。
  熟年期には薄造りでも厚めの物がお好きだったようですが!
●醤油は、京都吉兆のために作られている物です。
  旨みのある薫り高い天然醸造濃口ですが、
  つけすぎには 気をつけましょう!!
  醤油の味だけに なります。
●小付け皿を手にとった方がお着物を 汚さずにすみそうですね☆

●トロは芥子醤油でも、伊勢海老は肝醤油でも
   Let’s try!!
サービスのことを 思って メインの器に 小付け皿
 を 重ねる方がいます 。
 どうぞ やめてください。
江戸時代、もしくは桃山の頃の
 物を使うときもあります。今まで 各時代の方々が 
 丁寧に扱い 想いを込められ
         時代を経てきた器たちです。
 一つの人格として つきあって頂きたいです。
●薬味も 吟味しております。