庭園情報
2010年07月29日

松花堂店のある辺りの住所にもなっている「女郎花(おみなえし)」が、庭園内の女郎花塚の前で綺麗に咲いています。とても小さくてかわいい花です。今日は、雨に濡れた緑にいっそう映えて綺麗でした。
実は、この女郎花が咲いている場所にある「女郎花塚」は、平安初期の叶わぬ恋の物語を今に伝えていると言われています。
八幡に住む男には、京に契りを結んだ女性がいたが、いつしか二人の間には秋風が吹いていた。京の女は男の心を疑い、川に身を投げてしまった。 やがて、彼女が脱ぎ捨てた山吹重ねの衣の場所から女郎花が咲いた。男がこの花の元に寄ると、花は男を嫌うようになびくので、男は自責の念にかられ、川に身を投げた。人々はこれを哀れみ、二人の塚を築いたという。それが「女郎花塚」と「頼風塚」。女郎花塚から車で5分ほどの距離にある頼風塚の周りに茂っている葦は「片葉の葦」と呼ばれ、女郎花塚の方に向いてしか葉がついていない。
その様子から、今も、恋しいとなびいているのだと言われてる。
悲しいような切ないような言い伝え・・・
そんな言い伝えからか、女郎花の花言葉は
「約束を守る」だそうです。